静岡で最初の民間飛行士 青嶋次郎氏の展示コーナーの紹介です。
「アオシマと言えばプラモデルをやった事がある方は判りますが、その模型メーカー青島の創業者なのだそうです。
展示は搭乗機であったニューポール83E2の計器盤、ル.ローラン9C
80馬力エンジンと燃料タンク、当該機の1/4ラジコン機等々。
ロータリーエンジンは整備すれば動かせそうなコンディションです。
青嶋次郎は明治30年静岡市両替町に生まれ、飛行機に憧れて19歳で飛行士を目指し上京。
2年後の大正6年に念願かなって千葉県津田沼の伊藤飛行機研究所に入所。
機体の整備、修理を手掛けながら操縦訓練を続け、大正12年に航空局より操縦免許を取得。愛機ニューポール機で郷土静岡に帰ります。
青嶋はニューポールの他にアブロ504Kも持っており、静岡では各地へ訪問飛行、飛行大会への参加、宣伝チラシを撒くなど、特に俵沢地区への山岳飛行では、住民が安倍川の河川敷を臨時の飛行場に整備して歓迎されました。
しかし、戦後に入ると飛行機を飛ばす事が出来ない時代となり、つきない大空への夢は木製模型飛行機に託して、製造、販売を始めていきました。」 竹林禅師
※画像はクリックで拡大します。
撮影2023/05/15 竹林禅師
ニューポール83E2のル.ローラン9C 80馬力エンジンと燃料タンク
撮影2023/05/15 竹林禅師 ル.ローラン9C 80馬力エンジン シリンダーヘッド
撮影2023/05/15 竹林禅師 ル.ローラン9C 80馬力エンジン 点火プラグ
撮影2023/05/15 竹林禅師 ル.ローラン9C 80馬力エンジン 側面写真
撮影2023/05/15 竹林禅師
ニューポール83E2 ル.ローラン9C 80馬力エンジン、プロペラ、計器盤
撮影2023/05/15 竹林禅師 ニューポール83E2の計器盤
撮影2023/05/15 竹林禅師 ニューポール 静岡號 1/4模型
撮影2023/05/15 竹林禅師 パネル展示
新 補足 ニューポール83E2について: (2023/05/21追記)
形式 ニューポール83 c/n504
登録番号 J-TIZE 1024/06/20 堪航証明 336号
1924/11/01 静岡県安東練兵場上空でエンジントラブル、不時着しようとしたが電線に脚をひっかけ墜落大破。(J-BIRDより抜粋)
モデルのJレターが右から書かれているが、写真では右から書かれているので実機とは異なる表示のようである。