2001年5月に日本陸軍の航空審査本部であった703号が解体されました。
　2002年8月には、新しいベースオペレーションの使用開始に伴って、旧ベースオペレーション建物がネットに囲まれて取り壊される準備に入っておりました。
　旧ベースオペレーションの建物上部は昔のコントロールタワーで気象隊が使い、２階はデスパッチルームでパイロットへの気象情報やフライトプラン・デスクになっていました。ランプからの建物入り口前は日本庭園らしい植木配置で池や赤い橋をつくり、米人好みの東洋風に造られていました。これが昔の朝鮮戦争時代の米国戦争映画には出てくる横田基地の顔でした。

　この建物は日本陸軍多摩飛行場（通称福生飛行場）の管制塔で、ピストと呼ばれていたそうで、歴史的建造物がまたひとつ消えていきます。

撮影2002/08/25　　にがうり

ベースオペーレーションの頃　撮影　JO1RBO

占領後間もなくの撮影　提供　横田基地

　下記のロータリー展示から木造兵舎前へ移されて以後の撮影と思われる写真　提供　横田基地

1947年（推定）　提供　横田基地

1947年（推定）　提供　横田基地

　この像は「友達の像（Tomodachi Statue)」というタイトルで、横田ハイスクールの美術教師ゲリー・ジャケティ―氏とその生徒たちの手によるものです。ジャケティー氏が制作した骨格の上に、60人以上の生徒達が250ｋｇ以上の粘土で肉付けし、およそ7ヶ月の期間をかけて作ったものです。
　友達の像は日米友好を示すものとして横田基地フレンドシップ通りの中央に設置されました。その土台は施設中隊により準備され、また像は日本の業者によりブロンズ加工されました。