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A3514-14 千葉県木更津市 木更津駐屯地 
              Kisarazu Camp  , Kisarazu City, Chiba Prefecture  
        
新X 木更津基地に保管されていたF-14A 事故機

 ヒコキチさんから珍しい写真が投稿されました。
 木更津基地に一時的にUS NAVYの F-14Aが保管されていたという情報です。
 持ち込まれたのは1992年頃と聞いたそうです。
 
 撮影1994/05/14  ヒコキチ 主翼もなく垂直尾翼の右側もなし




 機体番号をメモされていたということで下記のとおりです。

 所属 VF-213 ブラックライオンズ
 テールコード NH (第11空母航空団)
 モデックス 05 (本来は三桁)
 BuNo. 159832
 
 この情報から調べてみたところ当機は下記のように
  機首番号は205
  VF-213 Black Lions所属  空母 USS Abraham Lincoln (CVN-72)
  1991年6月29日 南シナ海で 同じ所属のF-14A c/n 161597 機首番号201と空中衝突し
  205は 右翼が壊れた状態のままシンガポールまで飛行し無事着陸しています。
  201は海に墜落し 乗員は脱出して無事でした。  元記事リンク(英文)
  右翼が無いまま飛行している写真も掲載されています。写真リンク
  
 シンガポールには空軍があるのでパヤ・レバー空軍基地に着陸したのでしょうか?
 この点は調べきれませんでした。
 F-14Aの機体は木更津基地は米軍共用となっているので米海軍が保管に使用したと思われます。
 
 機体形式  F-14A-90-GR (同形式 50機生産)
 製造年   1975年  
 用途廃止  1994/02/23

 撮影された時点で保管されたまま用途廃止になってしまったようです。
 その後 どこかでスクラップ処理されたと思われます。



新✕ F-14A と同じ格納庫に保管されていたT-42A

 ヒコキチさんから1994年当時 T-42Aが保管されていたということで機体番号が写っている写真を頂きました。 この機体について
 「アラスカの米陸軍基地にあったものを艦船で横須賀基地まで運び、台船で木更津まで運んできました。 ですので、機体カラーは アーミー塗装になっています。 民間型のビーチクラフト・バロン55と同じです。」 ヒコキチ
 の説明を頂いています。

 撮影1994/05/14  ヒコキチ 


 この機体の経歴を調査してみました。

T-42 N7042R 経歴

1988/12/27  BEECH T-42  c/n 6512707  N7042R登録
   所有: U.S. NAVY OWNER
 登録住所は Naval Air Facility になっています。
1994/05/02 N7042R登録抹消 以後アメリカ国内での登録履歴無し

 撮影直前に写真の登録番号が抹消されていたことになりますね。