日替わりメモ2009/10/09
○ 日本の現実 大洗の公共施設のヘリコプターに見る
花電車みたいにシールを貼られたヒューズOH-6の写真にはショックを受けます。野外キャンプ場に来た子ども達が、配られたお菓子の中にあった紙シールを面白半分にべたべたと貼っていったものと思われます。
子どもの中の1人がやればみんなが続く、その動機なり群集心理なりを責めることはできません。問題は、OCCさんも言っているように、引率者や施設職員の対応です。その途中に於いて、あるいは事後発見した時において叱ることはできなかったのでしょうか、理由をはっきり示して。それが教育というものでしょう。
百歩譲って、デザイン学習として貼るように指示したのかもしれません。ならば、勉強後に元に復して掃除をさせるべきです。対象が自衛隊機であろうと何であろうと物に対する畏敬の念を持たない引率者や施設職員に子どもを指導する資格はありません。
これが日本の現実なのでしょうね。情けない限りです。
日替わりメモ2009 ○ 茨城県からお答えがありました
茨城県の無責任体制を批判したところ、昨日、下記の回答が送られてきました。これを了とし、この問題を打ち切りたいと思います。茨城県当局には、今後とも自衛隊貸与機への関心を深められるようにお願いし、なおぶしつけな追及の非礼をお詫びいたします。
ただし、防衛省からは何の応答もありません。毎年の貸与機の契約更新時に現地の状態も確認することもなくめくら判を押している状況に対して、一納税者として、あるいは航空機を愛する一国民として厳しい目で見ていきたいと存じます。
本文
平成21年10月19日 佐伯 邦昭 様
茨城県知事公室広報広聴課県民情報センター室長
このたびは、知事宛に貴重なご意見をお寄せくださいまして、誠にありがとうございました。ご意見をいただきました、県フラワーパークと子どもの城に展示しております陸上自衛隊のヘリコプターにつきまして下記のとおりお答え致します。
記
1 県フラワーパークに展示しているヘリコプターについて
A3009へ
2 子どもの城に展示しているヘリコプターについて(子ども家庭課)
「こどもの城に展示しておりましたヘリコプター」につきましては、子ども達にとっては、間近に見られることから、極めて好評でありましたが、浜風を受けやすい屋外展示のため、機体の腐食などが進み、事故の危険性が高まってきたことなどから、平成9年頃から関係者に相談のうえ、撤去した経緯があります。
シールが貼り付けられた経緯につきましては、当時のこどもの城の職員から聞き取りし確認しましたところ、直接注意したり、看板を設置し、シールを貼らないよう要請しておりましたが、引率者や管理者の指導が十分でなかったため、ご指摘のありましたような痛ましい写真となったものであり、誠に遺憾に感じております。
現在も、子ども達には、引率者、管理者共々施設や展示物を大切に利用するよう指導をしているところですが、今後は、ご指摘のありました事実も踏まえ、指導を徹底してまいります。