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航空自衛隊百里基地雄飛園の展示機

F-4EJ 17-8437
X F-4EJ 17-8302
RF-4E 47-6901
X RF-4E 57-6906
F-1
T-2
F-104J
F-86F
F-86D
T-33A
VADS-1改
× H-19C
飛行停止のT-33とF-86のスクラップ
飛行場空撮


 

2022年2月10日  展示機体入れ替え情報更新&写真掲載

 ロクモンさんから展示機体の写真を頂きました。
 柵外の限られた条件下での撮影写真です。

 『先日から新たに百里基地雄飛園に展示されました、F-4EJ改(437号機)とRF-4E(901号機)を撮影してきました。
 F-4EJ改の方はパイロットシートは撤去されており、既にコーティングがなされているのか、テカテカになっておりました。
 また、RF-4Eの方は垂直尾翼の方向舵が動かないようにか、ビスと鉄板で固定されておりました。雄飛園はコロナウイルスの影響で現状として一般公開はなされていないようですが、2月12日に事前抽選(すでに応募期間は終了しています)で選ばれた人のみが参加できる撮影会が実施されるようです。

 加えて、現在(2022/2/7時点)F-1(274号機)とT-2ブルーインパルス(175号機)の化粧直しが進んでおり、下地塗りがされた姿は作りかけのプラモデルのよううでした。』 ロクモン

 展示状況全景  撮影2022/02/07 ロクモン
 

 抽選が行われた2月12日の公開は予定通り実施されるようです。
 射出座席が外されているようですが、見学に来た子供たちががっかりしないように見える部分は取り付けて展示されることを期待しています。

   


 

2022年1月30日  展示機体入れ替え情報について

 山本さんから展示機体のうち F-4EJ および RF-4E について入れ替えの情報がありました。
 航空自衛隊公式Twitter にて代わりに展示された F-4EJ 437号機 と RF-4E 901号機の写真が掲載されています。
 撤去された2機はすでに粉々に解体されてしまったようです。
 解体撤去には賛否両論ありますが、最後まで現役で使用された機体が展示されるということで先に掲載していたようなものではなく完全な個体で展示されることでしょう。
 
 余談になりますが、ファントムは機体の大きさや解体組み立ての困難さから基地近郊以外で展示されている機体はありません。 
 主翼が複雑に組み立てられているからと思います。 40年近く前に百里基地で着陸時にバーストし滑走路を逸脱した機体が基地内で保管され、主翼等を分解し木枠に梱包して搬出し修理に送られた事例がありましたが、多分分解組み立てされたのはこの1機のみではないかと思われます。
 YouTubeにて海外で博物館運営メンバーが分解しトレーラーで搬出、再組立てする映像がありました。
 分解する映像はよくありますが、主翼を取り外した機体の映像は珍しいものです。
 
 You Tube 映像リンク 
 
 見どころ 9〜11分頃
   

   


 

1月8日の日替わりメモを読んで感じたこと  イガテック

日替わりメモ2020/01/08から

 予算要求の席で、自衛隊も収入を考えたらどうかと麻生財務大臣から言われた河野防衛大臣ら幹部が考えたのが、用廃でスクラップ化していた武器の中の一部、例えばF-4Jの操縦桿とかをマニアに売ろうじゃないかと 考えたと報じられました。
 みみっちい話ですなあ‥‥ 操縦桿を取り外して、実際に売りに出す一連の人件費などコスト (多分書類上米政府の許可も必要と思う)の元を取って更に上積みの値段を掛けても、国庫にいかほどの貢献があるのか。 
 丸ごと売り出して民間防衛航空隊でもつくらせたら、退職した有能なパイロットや整備員も救済できて、一石三鳥だと思が‥‥  その時のために退役全機モスボールは如何?
 ああ、また佐伯の暴言かと叱られないうちに退散、退散。 
    

 この写真は、2013年12月に撮影した百里基地正門近くにあるF-4展示機301号機の操縦席です。キャノピーが雨で濡れて中が良く見えたので写しました。ご覧の通り計器がほとんど付いておりません。
  
撮影2013/12 イガテック
  
  
 F-4は、古い機体で、部品が無い中で苦労して整備しているお話を関係者から聞いたことがあります。この展示機も他号機の予備品として使用されたのかなと推測してしまいました。
 運用機関の長さと他国の運用停止で整備員のご苦労は相当のものと思います。今回 部品をマニアに販売とのことなのなら、まずは展示機の中身をもとに戻して技術遺産として見られるものにしてほしいなと思います。
 子供たちが空っぽの計器盤を見るのと、きちんと埋め込まれた計器を見るのとでは、印象が大きく異なります。茨城空港公園に展示されているF-4も、見えるところでは照準器やパラシュートのケースがないなど
飛んでいる飛行機と比べてしまいます。大きな飛行機で大多数が展示できずスクラップになってしまうのではと心配していますが、展示機などとして生き残った飛行機は大事にしていただきたいと思いました。

   


 

 
A3032-1  茨城県小美玉市百里 航空自衛隊百里基地
              Hyakuri Air Base, Omitama City, Ibaraki Prefecture 

                 
航空自衛隊百里基地 雄飛園      
                   

◎ マクダネルダグラスF-4EJ 17-8437 F4-437

1980 c/n137 F-4EJ 航空自衛隊に配備
1991/09 F-4EJ改型に改造
2022/01 雄飛園に展示 
   

 2023年

撮影2023/12/17  イガテック  現役時からの塗装が保たれています。



2022年

撮影2022/02/07 ロクモン

撮影2022/02/07 ロクモン  コックピット内射出座席がありません。


 

 

 

X マクダネルダグラスF-4EJ 17-8302 F4

1971/01 c/n002 F-4EJ-45MC  製造マクダネルダグラス社 航空自衛隊向け第2号機
1971/07/25 米から小牧基地へフェリー  実験航空隊で実用試験
1971/08/01 臨時F-4EJ飛行隊 後に第301飛行隊に名称変更
  第302飛行隊で用途廃止
2013/04 雄飛園に展示 
2022/1/17 展示機体入れ替えのため撤去解体 

2021年

撮影2021/08/18 ロクモン


2019年

撮影2020/01/22 忍者


2019年 

撮影2019/09/24 シュガー (提供Blue1)



2015年 

撮影2015/08/24 遊佐 豊


2013年

撮影2013/05/18 MAVERIC


現役時

第302飛行隊  撮影2009/09/13 百里基地航空祭 PAPPY

 

◎ マクダネルRF-4E 47-6901  RF4-6901
1976/11/26 c/n 不明 RF-4E-56MC 航空自衛隊へ引渡 
2021/03 第501飛行隊で用途廃止
2022/1  雄飛園に展示 
    

 2023年

撮影2023/12/17  イガテック  ツヤ有塗装でパネル番号等の表記は消されています。


2022年

撮影2022/02/27 ロクモン

撮影2022/02/27 ロクモン


撮影2022/02/07 ロクモン


撮影2022/02/07 ロクモン  ラダーが固定されています


X マクダネルRF-4E 57-6906  RF4
1975 c/n4596  航空自衛隊へ引渡 
2009 第501飛行隊で用途廃止
  雄飛園に展示 
2022/1/17 展示機体入れ替えのため撤去解体 

2021年

撮影2021/08/18 ロクモン


撮影2021/08/18 ロクモン

2019年

撮影2020/01/22 忍者

 


2019年 

撮影2019/09/24 シュガー (提供Blue1)


2015年 

撮影2015/08/24 遊佐 豊


2010年

撮影2010/07/25 MAVERIC

◎ 三菱F-1 60-8274   F1

60-8274の経歴 

1982 c/n134 航空自衛隊へ引渡 
  用途廃止
  雄飛園に展示 

 2023年

撮影2023/12/17  イガテック  ツヤ有塗装です。細かな注記表時は消されています。


2022年 

撮影2022/02/07 ロクモン  化粧直しのため下塗り中

2019年 

撮影2019/09/24 シュガー (提供Blue1)


2015年 

著変なし 撮影2015/08/24 遊佐 豊


2007年

 T−2と並んだ姿は良いですね。まだスペースがあるので、いろいろと並べて欲しいです。
雄飛園は、簡単な手続きで見ることが出来るので良いですが史料館も作ってくれれば更に良いのですが。また、基地の周りは民間との共用に向けた土木工事が盛んでした。(2007/02/24記

撮影2007/02/17  ogurenko

◎ 三菱T-2後期型 29-5175  T2

29-5175の経歴 

1982 c/n134 ブルーインパルス5号機として航空自衛隊へ引渡 
2001/04/23 第21飛行隊で用途廃止
  雄飛園に展示 

 2023年

撮影2023/12/17  イガテック  


2019年

撮影2020/01/22 忍者


2019年 

撮影2019/09/24 シュガー (提供Blue1)


2015年 

著変なし 撮影2015/08/24 遊佐 豊


2002年

撮影2002/10/31 SHADOW
 
   

◎ ロッキードF-104J 46-8630 104J
1964/09/30 c/n3130 航空自衛隊へ引渡 
1983/05/25 第207飛行隊で用途廃止
  雄飛園に展示 

 2023年

撮影2023/12/17  イガテック  銀色塗装に戻されていました。





2019年

撮影2020/01/22 忍者


2019年 

撮影2019/09/24 シュガー (提供Blue1)


2015年 

著変なし 撮影2015/08/24 遊佐 豊


2002年 第7航空団司令部創設25周年記念碑 として

撮影2002/10/31 SHADOW


   台座の銘板
         


1989年

撮影1989/02 菱川秀実



1985年

撮影1985/01 遊佐 豊     第206飛行隊(青)         第207飛行隊(赤)
  

◎ ノースアメリカンF-86F-40 92-7885 86F

92-7885の経歴 

1959/03/16 c/n256-5 US57-6342 航空自衛隊へ引渡 
1973〜1979 格納
1982/03/30 総隊飛行隊で用途廃止
  雄飛園に展示 

 2023年

撮影2023/12/17  イガテック  


エアインテークは封止処置をして通常のカバーのように見せていました。



2019年 

撮影2019/09/24 シュガー (提供Blue1)


2015年 

著変なし 撮影2015/08/24 遊佐 豊


2002年

胴体に帯が入り、尾翼は第305飛行隊マーク(百里)に 撮影2002/10/31 SHADOW 


1989年

第7航空団第9飛行隊塗装(百里)マークに 撮影1989/02 菱川秀実 


1985年

第7航空団第9飛行隊塗装(百里)マーク 撮影1985/01 遊佐 豊


現役時

第6飛行隊 撮影1979/10/08 築城基地 興野博士

◎ ノースアメリカンF-86D-45 04-8197 86D
1960/08/17 c/n190-4747 US52-4071 航空自衛隊へ引渡 
1968/10/01 第103飛行隊で用途廃止
  雄飛園に展示 

 2023年

撮影2023/12/17  イガテック  




エアインテークは封止処置をして通常のカバーのように見せていました。


主翼右側 増槽をよく見ると左右で異なる時期のものが付いています。詳しくはリンク先参照


主翼左側 


上記タンク右側には燃料キャップが見えていませんが、開口部にパネルが貼られて塞がれているように見えました。


2019年 

撮影2019/09/24 シュガー (提供Blue1)


2015年 

著変なし 撮影2015/08/24 遊佐 豊


2002年 

撮影2002/10/31 SHADOW 第7航空団第204飛行隊マーク


1989年 

第3航空団マーク 撮影1989/02 菱川秀実 


1975年

撮影1975/10/10 KUPANBA

第7航空団 F-104(206、207sq)時代のマーク

 

◎ ロッキードT-33A 51-5629 T33

51-5629の経歴 

1955/08/11 航空自衛隊へ引渡 US53-5761
1965/10/11 用途廃止
1978 谷津遊園へ貸出
  雄飛園に展示 

 2023年

撮影2023/12/17  イガテック  



2019年 

撮影2019/09/24 シュガー (提供Blue1)


2015年 

著変なし 撮影2015/08/24 遊佐 豊


2002年 

撮影2002/10/31 SHADOW 偵察航空隊第501飛行隊(百里)マーク


1985年

第301飛行隊マーク 撮影1985/07/28  KUPANBA


第5航空団第301飛行隊(新田原)マーク撮影1989/02  菱川秀実


1975年

撮影1975/10/10 KUPANBA


第7航空団 F-104(206、207sq)時代のマーク 撮影1975/10/10 KUPANBA


 

 VADS-I改  対空機関砲システム 1127  H19
  第7基地防空隊にて運用 
  用途廃止
  雄飛園に展示 

撮影2023/12/17  イガテック  普段はシートが掛けられていて見られません。




銃身部拡大  先端が楕円形に並んでいるのが判ります。 封口処置されています。

× シコルスキーH-19C 81-4704  H19
1958/02/27 c/n55-1154 航空自衛隊へ引渡 
1943/01/11 用途廃止
  雄飛園に展示 
  現状不明

撮影1975/10/10 KUPANBA

 

2005年の状況 撮影2005/06/02  ogurenko

 百里基地の展示機は、特に変化は無いようです。添付は、104とT−2ですが、どちらにも鳥の巣がありました。自分は、それはそれでいいのかなと思いますが、
 T−2には、バルカン砲の砲口、エンジン部他にも巣があり、ちょっと多いかな、と感じました。
 それからなぜか、多くの鳥が止っていてフンが多いのが気になります。たまには、掃除してくれていること信じたいです。鳥関係以外は、T−2は屋外展示ですがとても綺麗でした。それから、エンジンが付いていました。エンジン付は珍しいと思います。

 

飛行停止のT-33その

飛行停止のT-33とF-86のスクラップ
× ロッキードT-33A 51-5633 撮影2001/01/30  しか太郎

51-5633の経歴 

1955/08/03 航空自衛隊へ引渡 米軍シリアル53-5767
  第3航空団→総隊司令部飛行隊
1999/11/22 入間でのT-33A墜落事故により代替の百里基地へ着陸留置き 飛行時間約6360時間
2000/06/09 航空自衛隊T-33Aの全機飛行停止 用途廃止
2006/03/31 解体

 参考 飛行停止時の総隊飛行隊所属T-33A
     #620(入間展示)、622、630、633(上記)、637(秋田県展示)、655、656、668
     以上ELINT人さんの推定による

 

スクラップ置場のノースアメリカンF-86F-40 92-7913 撮影1988/04/03  N.P.C

92-7913の経歴

1959/07/30

c/n256-33 航空自衛隊へ引き渡し 第1航空団第1飛行隊

1966

IRAN後 ブルーインパルスへ

1969

IRAN後 第1航空団第1飛行隊へ

1976/12/14

用途廃止

1980頃

小山遊園地航空博に出展 以後引き続き展示

1988

百里基地スクラップ置場

現在

横浜市の喫茶AVIONに展示

 ある日(と言っても撮影日ですね)百里のスクラップ置場をなにげにのぞいたら86が転がっているではありませんか! なんで退役して数年経ち、しかも配備されてない百里に?訳が分かりませんでしたが、今になってみれば小山遊園地から撤去後百里へ搬入されたものなんですね。
 それから屑鉄として入札されアビオンへ行ったのでしょう。今も健在なのが嬉しく思います。(2008/04/03記)

 

 
 胴体上部に油圧ホース類がぶら下がっていますが、防塵袋(ビニール袋)がちゃんと被されています。電機配線やら油圧ホースのコネクター脱着時には、ゴミ、埃の付着防止の為に防塵袋を被せる処理をします。それが廃棄されるであろう機体に施されているのは再組立を予定されての事だったのか、航空機整備員の習慣にて自然と被せたのか?

 そんな事をこの写真を再度眺めて思いました。

 

 

空撮

飛行場空撮  百里基地 滑走路2700m 

撮影2005/05/22 Inoue

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

撮影2009/09/20 07:08 飛行浪人
 パリからの帰り、少々見にくいですが、百里の現況です。新滑走路はアスファルトの為見えにくいですが、現在工事中の旧滑走路は新しいのではっきり見えます。

拡大

 

日替わりメモ2014/11/01

〇 土曜日の佐伯節  これも必要悪か

某氏の投稿から

撮影2014/10 百里基地にて

 通称「違憲山」と呼ぶ「自衛隊は憲法 違反」と大書きされた看板が今も健在でした。以前は百里基地名物のひとつでした。 その後の長い平和ボケで最近は話題にもなりませんが、基地側から離陸するF-4EJ改を 撮ったら、バックに偶然にも看板が草木に半分埋もれていました。

  昔から基地近辺の反戦地主や反戦グループたちの基地反対運動のお陰で国の用地買収 が出来ない土地のため百里特有の「くのいち」(への字)タクシーウエイになりました。 その彼らが建てた看板です。

  その「くのいち」部には今はないフェンスで囲んだ平和公園と名付けた小さな公園があって、 反戦地主に申し込むと入場できて絶好の近接撮影ポイントになったのは皮肉な結果でした。
        http://www.cam.hi-ho.ne.jp/kuri777/hyakuri002.htm

      

 かの日本社会党の村山爺さんが総理大臣になるや「自衛隊は憲法違反ではございません」と従来の主義をいとも簡単にひっくり返してしまってから、自衛隊の違憲問題が国民的な関心事ではなくなりました。 国民的な関心事でなくなった今、やせ我慢でお経を唱えている連中には引っ込んで貰いたいですが‥‥

 への字タクシーウエイは、自衛隊(国)側からみれば、年々馬鹿にならない損失を生んでいるし、半分埋もれたとはいえ、この看板を見る隊員も時には嫌な思いをするでしょう。

 しかし、やせ我慢でお経を唱えている連中がいて、こんなものを維持している間は、日本は健全なのだと思いたいです。何もかも、政府の思い通りに進むのはとても危険ですから。

 程度の問題ではあっても、危険な暴走を防ぐ歯止めとして必要悪の範囲かと。

                                    土曜日の佐伯節 失礼しました

 

 

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