○ 飛行機というものは、かくも冷遇される存在か
『春に桜吹雪が舞い、夏は水芭蕉とつつじが緑一色に染めます。秋にはいも煮会や紅葉狩りが楽しめる場所です。その付近には冬も利用できる屋内プールなど、さまざまな自然や施設が待っています。』 と伊達市がやながわ希望の森公園を宣伝をしておりますが、ヒコーキマニアは、いやはや何と申しましょうか、約20年間、洗浄しても元に戻らないほど汚れ放題に冷遇されている飛行機を見ますと、伊達市民が本当に楽しんでいる公園なのかと疑いたくなります。
一昨年12月12日付の日替わりメモを再掲しておきます。
○ やながわ希望の森公園の本田航空機
永年のひどい汚れや風防の割れや説明板文字の剥離等があるものの、しっかりした台座に乗っていて、さすが[寄贈 本田航空株式会社]の銘板に恥じない展示コンセプトを感じさせます。2機の軽飛行機を編隊で離陸させるかのように並べて展示しているのは、日本ではここだけではないでしょうか。確かな理念とビジョンに向かって歩まれた本田宗一郎さんの意思が働いているように思えます。
もし、心あるホンダ人がいるならば、宗一郎さんの意志を継いで、きれいに洗浄し、積雪になる前にシートでもかけてあげてほしいものです。もっとも、それは受け入れた伊達市(旧梁川町)の責任でしょうか。
○ 続々 飛行機というものは、かくも冷遇される存在か
更に続けます。自治体の公園などにある展示航空機について、お役人が「無関心である」と切り捨てたいものが多いのは確かです。ただ、そこまで断言していいかどうかとなりますと、例えば、担当課はひどい現状を放置できないとして、毎年予算を要求しているが、財政課や市長の査定で落されている、といった内部事情もあるでしょう。
主管課も財政課も市長にも同情すべき点はあります。金がないから‥
ならばです。金がないなら知恵を出そう。
私が伊達市長なら、やながわ希望の森公園にあるホンダのパイパーとセスナを見守ってくれるボランティアを募集します。伊達市内にもヒコーキマニアが居るでしょうし、ホンダ系列の人に参加を求めてもいい、年に数回、機体の掃除をやって貰いましょう。市の負担は、モップや洗剤や昼飯代や、給水車を提供するくらいで済むと思うのですが、如何なものでしょう。福島県伊達方式が全国に広まれば知名度もあがって一石二鳥ではありませんか。
○ 2010/02/16付け 伊達市長さんから回答
掲載申入済み