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A2356-01 宮城県伊具郡丸森町字町西 蔵の郷土館齋理屋敷
               Old House of Sairi, Marumori Town,  Miyagi Prefecture 
 
 蔵の郷土館齋理屋敷の航空関係展示 撮影2007/12/01(撮影及び公開許可済み)   れある

 蔵の郷土館・斉理屋敷は、宮城県丸森町 で活躍した豪商斉藤家の家具調度や収蔵品を公開しています。オートモ号というのは、大正から昭和にかけて生産された空冷式の国産自動車のことで、その関連の展示ケースの中に飛行機の羽布と神風号をデザインした子どもの着物がありました。

飛行機の羽布
 大正12年5月神奈川県潮田海岸女流飛行家墜落記念を手掛かりに調べてみましたが、潮田海岸(現横浜市鶴見区)には大正時代に3っの飛行場があり、操縦訓練などが行われ、女流飛行士としては木部シゲノと藤井ヤエの名が見られます。もちろん、二人とも昭和までご存命でした。

 大正12年5月この二人のどちらかが墜落したのかもしれませんが、それ以上のことは不明です。墜落事故といっても航空機を破損しただけで、人命にかかわるものではなかったのでしょう。

 この切れ端は、自動車や飛行機好きの斉藤家七代目理助が、丸森で宣伝飛行をさせた時に記念に貰ったものとも考えられます。(佐伯)

神風号を模様にした子どもの着物
展示ケース