昨日(市へ問合せ中)した件につき、次のお答えがありました。
このたびは、お問い合わせいただきありがとうございます。平川市中央公園の航空機(B−65)についてですが、7月5日をもって自衛隊青森地方協力本部に返還いたしました。返還の理由としては、当初の展示目的である観光振興や航空科学思想の向上を充分に果たしたことと、老朽化に対する維持管理が困難になり、見学者のケガ等を防止するためです。 どうかご理解いただき、今後ともご意見・ご提案をいただければ幸いです。佐伯様の今後のご活躍をお祈り申し上げます。
平川市経済部商工観光課 課長 原田 耕一
佐伯から : まずは、早々のご回答に感謝します。ただし、大変失礼ながら、これがお役所仕事の限界であろうかと感じざるを得ないのが残念です。その理由を挙げておきます。
1 「当初の展示目的である観光振興や航空科学思想の向上を充分に果たしたことと〕と言われますが、航空科学思想が市民に根付いたのでしょうか。観光振興の目的を果たしたから撤去というのも理解できません。観光振興の目的物を撤去したら逆効果なのではないですか。
2 「老朽化に対する維持管理が困難」については、あくまで撤去時の写真からの判断に過ぎませんが、維持管理が困難な状態とは思えません。「見学者のケガ等を防止」したいのなら、撤去せずともいくらでも対策が取れるはずです。
単に維持管理が面倒になったこと、緊縮財政のあおり、駐車場の拡張、反戦主義者の嫌がらせといったところが本音であろうと推察します。市が本気なら管理ボランティアを募るとか存続の方法はあったと思います。B-65は無くなりましたが、平川市は、青森空港の06進入ルート上にあり、市民が飛行機を見上げる機会も多いでしょうから、それらを勘案した観光振興や航空科学思想の向上策を練られるよう期待します。
2012/07/27 上記見解に対する回答を頂きました。まだ言いたいこともありますが、これをもって当問題を打ち切ります。質問に対しては、誠実にお答え頂いた平川市経済部商工観光課にお礼を申し上げます。
再度のご質問に回答いたします。
ご質問の航空機(B−65)については、近年は学校・子ども会等の見学もなく、観光客の来訪もほぼない状況でありました。したがって、市としては航空科学思想の向上や観光振興の目的を果たしたと判断しました。
また、機体の老朽化により、主翼を松葉杖状の支柱で支えるなどしなければ維持できない状況で、設置場所は管理者等も常駐しない場所であり、安全上の問題もありました。当市としましても、行政効果の低い分野に関してこれ以上公費を支出することは難しい状況にあります。
そうした状態で行政が維持管理費を支出することに疑問を持つ声もあり、議会の承認を得まして廃止することとしました。
以上、ご理解いただきますようお願いいたします。
なお、上記の回答については、市長の了承を得ておりますので、市長からのコメントは差し控えさせていただきます。
平川市経済部商工観光課