ボーイングKB-50Jの燃料について FA300 (03/09/16)
燃料
空中給油の写真すごいですね 撮影された方もスゴイ! ところでJ-47ジェットエンジンが回っているということは、燃料は2種類?主翼タンクの外側がジェット燃料?・・・航続距離の低下?給油用タンクから拝借?
P2V−7のようにレシプロ燃料用に改造したのでしょうか?(P2V−7はJ34ーWE−36でレシプロ燃料で回るそうです)
ボーイングKB-50Jの燃料について にがうり (03/09/16)
私も詳しくは知りませんが燃料はレシプロ用をそのままJ-47に使用したと思います。したがって燃料タンクはレシプロ用だけですみます。P2V-7でも同様な使い方をしてるし、レシプロ用は特にアンチノック向上のため4エチル鉛を添加していますが、もともとその混合には灯油(ケロシン系)も使っています。
レシプロ用燃料をジェット・エンジンに使う場合はジェット・エンジン側の燃料コントロール調整で使用可能なのでしょう。コスト的にはレシプロ燃料が高価です。
P2V-7を知ってる人なら詳しいと思いますが、もう現役海上自衛隊では少ないでしょうね。なお、戦闘機への給油は当然ジェット燃料であり、胴体内の特設タンクから3本のホースへ送られたのではないでしょうか。
ボーイングKB-50Jの燃料について GETA-O (03/09/17)
いろいろ議論のあるKB-50Jの燃料ですがこんな写真がありました。写真は1961年の横田基地の3軍記念日(1961.5.21)での撮影です。
写真からはグレード 115/145と読めますので機体はハイグレードの航空ガソリンを使用していたと思います。ただし給油先はジェット機ですので爆弾倉につけた給油用燃料タンクには想像ですがJP-4のジェット燃料を入れていたと思います。
それから給油ポッドの写真もありましたので送ります。給油方式は現在の海軍機が使用しているプローブ&ドローグ方式ですが、かごの大きさは人と比較すると現在の海兵隊のKC-130Fより大分小さいような気がします。
余禄 ボーイングKB-50Jについて 佐伯邦昭 (03/09/16)
ボーイングB-50は、B-29のエンジンをパワーアップして後継を狙いましたが、時すでにジェット時代に入って爆撃機としての使い道はなく、偵察型RB-50、気象観測型WB-50、乗員訓練型TB-50として200機あまり製造されました。
またKB-50Jは、ジェット戦闘機のスピードに適合する空中給油機を求めていたTAC(戦術戦闘航空団)が、B-50にJ-47ジェットエンジン2基を付加して高速化したもので、112機のRB-50とTB-50をHays
Aircraft Corpo.で改造し、KB-50Jの1号機は1958/01/16にTACへ引き渡されました。
しかし、ここでも既に本格的空中給油機のボーイングKC-135の引渡しも始まっており、KB-50Jは一部ベトナムで活動したこともあるそうですが、1965年には全機引退しました。
基本エンジン |
プラットアンドホイットニイ R-4360ワスプメジャー 4基 (B-29はライト R-3350 4基) |
追加エンジン |
ジェネラルエレクトリック J-47GE-23 2基 フルパワーの場合 高度約6000mで時速710Km
高空において高速で給油できるので受ける側のジェット機の操縦が非常に楽になりました。 |
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