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航空歴史館 いしぶみ


千歳海軍航空隊が建設した大格納庫

写真と文 OKUBO

 

 


 1965年に千歳基地を国道36号線から撮った写真がでてきました。ちょうどボーイング727が着陸体勢に入って、更に着陸後までの2枚の連続写真に写っています。

 50mm標準レンズのカメラなので、飛行機自体は豆粒程度で大して興味のあるものではありませんが、写真の中央部に見える基地内の3棟の大格納庫が気になります。

 これは、旧海軍が1940年から1945の間に建設したもので、65〜70年経過した今も健在です。補強・修理は間断なく受けてはいると思いますが、航空祭の折休憩所などに開放され、見た限りでは年寄りの厚化粧の感じは受けません。

 また、1965年の写真では、基地内も含め周囲はただの野っ原で、周辺にはフェンスもなく、のんびりした時代だったのですね。(2009/11/16記)


1965/07/04 国道36号線(国鉄千歳線沿い)から撮った基地全景
飛行場周囲にフェンスは無い。

 

その中央部を拡大
旧海軍が建設した格納庫群、左の棟の上に米軍が設置した管制塔がある。右端の塔は気象観測機器



向って右側拡大
着陸寸前のボーイング727の右側にアラートハンガー

 

向って左側拡大
ボーング727が接地した瞬間



古い絵はがき
米軍機と米軍人らしき人物が写っており、かつ機尾はDC-4らしいので、1951年〜1958年の間の撮影であろう
    3棟の奥の格納庫屋上に管制塔が見える
   
    


2009/10/15 サンダーバーズ公開の日に撮った格納庫
    向こうから302,303,304ハンガー 手前は3年前にできたオペレーションセンター
   
    


2009/10/28 44年前とほぼ同じ場所から撮った千歳基地全景
フェンスが張り巡らされた



中央部拡大


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右が基地正門、千歳市街地方向 オペレーションセンターのバックに樽前山



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左の塔が2代目管制塔(廃止)、中ほどに見える施設も旧海軍が建設したもの