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航空歴史館 改定16/07/06
追加17/10/28

 

新明和UF-XS研究

協力者

大石治生、海上自衛隊、関西航空史料研究会、にがうり、塗井、山内秀樹、らぶこすた〜、AGCアート、Crow、geta-o KUPANBA、Norio Aoki、RENAT、Shadow     【まとめ 佐伯邦昭】  

 

  UF-XS略年表

世界に冠たる水陸両用飛行艇 新明和US-2につなげたUF-XSについて 山内秀樹
原型グラマンSA-16(UF-1)と新明和UF-XSの同率比較図

新明和江南工場におけるテストから
海上自衛隊大村航空隊におけるテストから
用途廃止後に下総航空基地スクラップヤードに保管
東海大学航空宇宙博物館に展示
各務原へ移動のため解体作業
かかみがはら航空宇宙科学博物館に展示
UF-XSの改造母機について Norio Aoki

 

年表

  米空軍 グラマンSA-16A 
1960 日本へ供与のため米海軍へ移管 名称変更 UF-1 Bu.No 149822
1960/03  海上自衛隊へ引き渡し 新明和工業においてUF-XSに改造 ナンバー オ-9911
1962/12/20  初飛行
1967/06/02 用途廃止 下総基地に保管
  東海大学航空宇宙博物館に展示
1993/11/01 かかみがはら航空宇宙博物館へ搬入 修復復元工事
1996/03/01 かかみがはら航空宇宙博物館オープンと同時に公開 現在に至る         

 

世界に冠たる水陸両用飛行艇 新明和US-2につなげたUF-XSについて 山内秀樹  山内

航空機写真集伊丹・甲南から山内秀樹さんの文章を拝借


航空情報1963年4月号 空飛ぶ実験室UF-XS飛行艇の持つ意味 どこが変わったかの図面から作成

新明和(グラマン)UF-XS 経歴

引渡年月日不明 米空軍 グラマンSA-16A 
1960 日本へ供与のため米海軍へ移管 名称変更 UF-1 Bu.No 149822
1960/03  海上自衛隊へ引き渡し 新明和工業においてUF-XSに改造 ナンバー オ-9911
1962/12/20  初飛行
1967/06/02 用途廃止 下総基地に保管
  東海大学航空宇宙博物館に展示
1993/11/01 かかみがはら航空宇宙博物館へ搬入 修復復元工事
1996/03/01 かかみがはら航空宇宙博物館オープンと同時に公開 現在に至る         

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新明和甲南工場におけるテストから   甲南

撮影日1962/12/25以降 撮影者塗井 提供関西航空史料研究会



  研究実験の成果が実った波浪対策の装置
 
 

以下撮影日、撮影者不明 提供関西航空史料研究会




波消しの効果

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海上自衛隊大村航空隊におけるテストから  大村

提供海上自衛隊










 

 

用途廃止後に航空基地スクラップヤードに保管下総

下総航空基地スクラップヤード  撮影1971/05/16 geta-o


撮影1974/06/02 
geta-o


撮影1977/05/29 高見保市 提供高田和彦

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東海大学航空宇宙博物館 に展示

展示開始時期不明

撮影1978年頃か  RENAT

撮影 らぶこすたー
 


1980年

撮影1980/01 KUPANBA

 実験に使用されていたときの基本色のガルグレイが白になり、波高測定用の白線が消え、垂直安定版と背びれが赤くなっているのが大きな変化です。 「XS」 「海上自衛隊」 「オ-9911」の文字は形はオリジナルを残していますが、色が白から黒に変わっています。 この塗装パターンは、新しい救難飛行艇US-1の塗装と同じであるところから、下総航空基地に保管されている時にテストで塗られたものと推定されます。


1981年

撮影1981/05 YS11






2016/07/06日替わりメモ

 なんと三保の松原観光名所の中のもうひとつの目玉だったのですね。YS45さんは、それを目的に撮った訳ではありませんが‥‥

観光バスがたくさん来ています


はい、入口から登って 機内を見て 出口側に降りてください
 

ベンチに並んでください はいチーズ 写真は帰りのバスの中で注文を受け付けます

では航空宇宙科学博物館の中へへどうぞ 30分後にバスへお戻りください
てな具合で、この優秀な実験機を旅の想い出にさせていたのですね。1枚5百円くらいで売りつけていたのかな。もちろん東海大学も業者に場所代と販売マージンを頂いていたと思わせる証拠写真が世に残りました 。

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かかみがはら航空科学博物館へ移動のため解体作業  解体

撮影1993 Shadow






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かかみがはら航空宇宙科学博物館に展示かかみ

撮影2003/11/10  佐伯邦昭


UF-XSの改造母機について Norio Aoki     母機

 UF-XSの改造母機は、もともと海軍向けUF-1アルバトロスではなく、空軍向けSA-16として製造された機体です。それがUF-1として日本に供与されたのには、以下のような経緯があります。

 海上自衛隊がUF-XSの母機としてUF-1の供与を要請した際、米海軍には余剰のUF-1がなかったそうです。そのため、空軍の保管していたSA-16Aを海軍へ移管し、管理用の(for administrative purposes only)登録番号 BuNo149822 を付し、UF-1として海軍籍に入れたうえで、日本に供与したとのことです。

 米海軍がかくも好意的な計らいをしたのは、戦前の二式大艇など、日本の飛行艇技術に対する敬意と期待の表れだとも言われます。幸運にも、UF-XSの機内にはグラマン社の製造銘板が残っていて、本機がSA-16として製造されたことを証明しています。しかし、プレート表面が劣化しているため、製造番号および製造年度は判読できていません。

UF-XSの操縦席と製造銘板 撮影2003/03/17(撮影許可済み) Crow

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新明和PS−1研究へ続く