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AH-2021-02 千葉市立郷土博物館 小企画展
      「陸軍気球連隊と第二格納庫ー知られざる軍用気球の歴史と技術遺産ダイヤモンド トラスー」
                                  2021/05/26~2021/07/11
       Chiba City Folk Museum Chiba-City, Chiba-Prefecture
 

千葉市立郷土博物館 小企画展
   「陸軍気球連隊と第二格納庫ー知られざる軍用気球の歴史と技術遺産ダイヤモンド トラスー」

 小規模板工房さんから現在千葉市立郷土博物館での小企画展 「陸軍気球連隊と第二格納庫ー知られざる軍用気球の歴史と技術遺産ダイヤモンド トラスー」について開催の連絡がありました。 小規模板工房さんが協力を行っているとのことです。 

 『陸軍航空隊の母体となり、昭和初期に所沢飛行場より移転して終戦まで存在した、 陸軍唯一の気球部隊の歴史に、昨年に惜しまれつつ解体された気球格納庫の建築技術 を紹介するユニークな企画となっております。
  軍用気球について本格的に取り上げた展示会としてはおそらく本邦初であると自負して おります。
 飛行機に関して近いようで遠い気球ですが、新発見資料として中野気球隊時代のハンス ・グラーデ単葉機と奈良原式1号機が気球格納庫の前に並べられている写真を展示して あります。
 伊藤音次郎氏のアルバムから発見されたものです。
  

 その他戦前の軍用飛行船について、コーナーを設けて取り上げております。』
                              小規模板工房


 千葉市HP  https://www.city.chiba.jp/kyodo/tenji/kikakutenji/kikaku_2021_01.html  
 公式パンフレット
   

  

  
  

補足資料:

 今回いただきました資料に合わせてヒコーキ雲で補足の写真と合わせて、当格納庫を建てた会社などを紹介します。

撮影 2017/09/24  酒井 収



 この格納庫を建設した会社が現存し、当格納庫が紹介されています。

 建設会社: 巴コーポレーション (当時 巴組鐵工所)
 構造:   ダイヤモンドトラス
 発注者:  陸軍
 大きさ:   38m x 44m、 高さ18.5m
 建設地:  千葉県稲毛区
 備考:   川光倉庫千葉支店1号倉庫として2020年まで現存 
  資料リンク先  巴コーポレーション

Google Earthで2020年に解体前後の写真が揃っていました。
撮影2020/02/08  解体前


撮影2020/12/18  解体撤去後


 大きな格納庫なので戦災を受けずに済んでいたということで米軍資料を確認したら1943年の爆撃対象調査リストで軍の空港と認識しているが攻撃目標リストには含まれないと書かれていました。 下地図のマーキング 稲毛の右上の丸が白丸になっているのがわかります。

東京エリア 攻撃目標MAP 米軍資料 1943/09/15版より 

資料 凡例




 当展示に関わりました小規模板工房さんから連絡がありました。(2022年4月)

 『 ブックレットが先日ようやく完成しましたので投稿させていただきます。
 小冊子となりましたが、各章の文書全部と展示品の1/3くらいは収録しております。

  千葉市立郷土博物館 図録・歴史関係刊行物 リンク
  こちらのページの半ばくらいで紹介&販売しております。
  100円で販売しておりますので、近くに寄ったときにでもお求めください。
  (通販も行っています)

 ブックレット一部抜粋 A5版 全24ページ白黒



 また、本来なら発売時期に連絡すべきでしたが、雑誌『丸』2021年11月号でも巻頭グラビアと本誌内で計14ページにわたり取り上げてもらいました。文書を書いたのは本展示でもアドバイザー&展示解説をお願いした市原徹氏です。』 小規模板工房

 丸紙一部抜粋。 興味のある方はバックナンバー等で購読していただければと思います。

 丸2021年11月号 表紙  赤枠部分が掲載タイトル 小規模板工房提供


 丸2021年11月号 気球関係ページ一部抜粋